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平昌パラリンピック スノーボード! 見所紹介!

3月12日に行われたパラスノーボード。

種目はスノーボードクロス。

予選はタイムトライアル。

決勝は一対一のノックアウト方式。

小栗 大地が出るLL1のクラスは
大腿義足(膝上切断)か両足下腿義足(膝下切断)、
機能障害で足首だけでじゃなく膝や股関節にも障害があるクラス。

両足無かったり太腿から無かったりと
世界の障害者スノーボードシーンでもまだまだ人口も少なくいつも
いい成績をおさめているのはアメリカチーム、
Mike Schulth、今シーズン突然現れたアメリカのNoak。

この2人が大腿義足で圧倒的に早い!

小栗 大地と違うのはスノーボードをする際に義足の足がどちらにくるのか、
義足が前足になるのか後ろに足になるのかだ。

スノーボードの動きとして前足と後ろ足
どちらの義足が有利か考えると前足が義足のが有利に働く。

スノーボードクロスのコースは縦の動きが重要になってくる、
ロールやウェーブと言われるセクション、ジャンプした後の吸収。
その際に後ろ足がとても重要になってくる。

その動きを健足の前足でしてしまうと
前に力がかかり過ぎスノーボードの前が雪面に引っかかり
とても危険な事が起きる。

ジャンプの際も衝撃が激しく
体重がかかる所にソケットが当たり痛い事もある、
義足のサスペンション機能が底付きをしたりすると
衝撃はもろに体へと伝わるからだ

最後に後ろ足で吸収する事が後ろ足義足だととても困難になってくる、
大腿義足は膝も義足のためにそこの調整などがとてもシビアで、
前足の選手と後ろ足選手の動きを気にしながら見るのも
障害者スノーボードの1番の見所にもなる!

小栗 大地は後ろ足が義足のなか、
前足が義足の選手といつも表彰台争いをする
とても実力を兼ね備えた選手だ。

今回の平昌パラリンピック パラスノーボードクロスの結果は
小栗 大地は7位。

小栗 大地は元々アルペンスノーボードのプロだった。

彼の優れたカービングスキル、スノーボード全体のテクニックはとても優れている、
試合ではスタートで少し遅れるもターンの際に
エッジワークと言う技法で前を行く選手へと追い付いて行くも、
これがスノーボードクロスの見所、
互いの選手のラインが交差する、まさにスノーボードクロス。

加速して行きたくてもラインが無く失速してしまう。

駆け引きや運も結果へと繋がってくる。

最後まで何が起きるかわからない、
特にパラだと転倒も多く健常者の大会よりもハラハラする事が多い。

大会後小栗 大地にインタビューしたところ、
本人は次の種目のバンクドスラロームへと気持を切り替えていた。

バンクドスラロームはクロスと違い
タイムトライアル方式でジャンプが無い。

小栗が得意とする種目だ。

バンクドスラロームとは
名前の通りバンクになっている所をいかに早く滑るか。

ここでも前足義足と後ろ足義足の特徴が現れる。

ターン後半での細かな調整などは後ろ足が鍵となる。

前足に力が行き過ぎると板が横にスライドしてしまい失速や転倒に繋がる。

16日に行われるバンクドスラロームではそんな所を気にして見ると
選手それぞれの動きなども楽しんで見ることが出来ると思います。

選手それぞれの障害も違う所パラリンピックの楽しい所でもあり見所です!

16日の平昌パラリンピックには、
小栗 大地、成田 緑夢、山本 篤の3選手がでます。

皆さん全力で応援して下さい!

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